代表挨拶
代表取締役社長 齋賀 賢太郎
さいが設計工務は私の父である先代が創業しました。
父は本当に休みがなく、毎日のように働いていました。
学校の行事にも来ないし、ほとんど遊びにも連れて行ってくれない父の背中をみて私は育ったわけですが、父を嫌いになることもなく、自然と父の仕事に憧れを抱き建築の道へ進んできました。振り返ると「尊敬」という言葉が残ります。
弊社は以前、自社による分譲住宅の販売や住宅の下請け工事が中心事業でした。
ただ、皆様もご存知の通り日本の住宅市場は縮小しています。
住宅の数を大量に市場供給する時代は終わりを迎えます。
私は2011年の東日本大震災をきっかけに高気密高断熱住宅事業を始めました。
それまでは、恥ずかしながら家がエネルギーを大量に消費しているという認識がなく、震災まで住宅の気密や断熱が、それほど重要なことだとは考えていませんでした。
震災によって日本はエネルギー輸入国であることを改めて思い知らされ、エネルギーをたくさん消費しないと快適にならない今までのような家づくりではダメだと感じるようになりました。
家は高気密化・高断熱化することによってエネルギー消費を抑えた上に、快適で健康的な生活を送れることを知り、私が取り組んでいる家づくりと言う仕事にはそんな可能性があったのかと、興奮したことを覚えています。
2011年以来、高気密高断熱住宅事業に取り組み続けています。
当時、高気密高断熱住宅はまだまだ浸透しておらず、受注は弊社事業の1割にも満たない状態でしたが、今では事業の9割以上が高気密高断熱住宅事業となりました。
あまり器用な性格ではないので、時間がかかりましたが、ようやくここまで来たという気持ちです。
2020年は新型コロナの影響もあり、世界中で強制的に大きな変化が起きています。
その中でも、「人が家に住む」という形は変わらないと私は思っています。
人は日中活動し、夜は家に帰り休まないといけない生き物だからです。「休む空間」は安心で安全で快適でなければいけません。
これからも私たちさいが設計工務の家づくりを通して、お客様の暮らしを豊かにできるように精進していきます。
まだ若輩者の経営者ですが、社員や協力業者さんにも恵まれて、自信を持ってお客様に安心で安全で快適な「休む空間」をご提供させて頂いております。
会社やモデルハウスにお越しいただき、ぜひ私たちの家づくりに触れて、感じてみてください。