AI時代について
”人間が作り出したAIが「人類は不要」と判断し次第に暴走していく”
私が好きな漫画でNetflixでアニメ化もされたSPRIGGAN(スプリガン)のエピソードの一つです。
ChatGPTをきっかけに世界中でAIが凄まじいスピードで進化しています。
スプリガンを読んだ時は高校生くらいだったので、当時の少年サイガはSFの世界として楽しんでいました。
20年の時を経てSFの世界が現実世界へ近づいてきていると感じています。
これは誰でも同じことを感じていると思います。
私はポケベル、PHS、スマホの順に通信機器を更新してきた世代です。
何かを調べる時はGoogle検索がメイン、つまり”ググる”ですね。
今の若い世代はChatGPTに検索はもちろん、相談ごとまでするようで、うちの若いメンバーもすぐにChatGPTに質問を投げかけます。
中堅のメンバーも影響を受け、AIフル活用状態です。
私も含めて社内に浸透するのも時間の問題で、どちらかと言うと遅いくらいですね。
会社によってはAIを業務の武器として使う所が増えて来ていると思います。
AIを使ってみた感想は「早い・楽(ラク)・すごい」ですね。
一度使ったら離れられないし、人間が過去の経験や実績から答えを見出すことと、AIが膨大なデータから答えを見出す仕組みは全く同じではありませんが限りなく似ているし近いと私は認識しています。
しかも日々老いて記憶が曖昧な人間より、AIの方が遥かに精度が高いため当然依存してしまいますよね。
月並みの意見ですが、人間の考える能力は低下していくでしょう。
人間の「ひらめき」や「勘」とこれからも共に生きたいと思ってしまいますが、それは叶わないしそこに固執していては次の時代に乗り遅れてしまうと思います。
AI全盛時代を生き抜くことは「究極AIに仕事を奪われない」ことだと考えています。
考える力を奪われてすぐにAIに聞いてしまう人間は、すでにスプリガンのエピソードのようにAIに操られていると言っても過言ではありません。
AIが調べて教えてくれたことを生身の人間が表現しているに過ぎないからだし、水面下でそれは猛スピードで侵食しています。
ただ、ググっている私もネットの情報を鵜呑みにしてしまうシーンが多々あるのであまり変わらないかな?
ここまでブログを書いておいて、私もGoogleに考える能力を十分削がれているなと思い始めて落ち込んできました。苦笑
話を戻しますが私はこれから「人間しか出来ない仕事」をいかに磨けるかが、生き抜く上で一番大事だと思います。
我々の仕事に置き換えると「現場」「職人」ですね。
自分の腕を磨いて肉体労働で汗をかく仕事しか人間には残されていません。
我々は木造住宅を作る会社なので現場で職人さんが手作りします。
これは絶対にAIでは出来ない仕事なので、最近「この仕事で良かった」と本気で思います。
職人不足と言われて久しい業界ですが、AIの進化と共に人間が出来る仕事は肉体労働しか無くなってくることを考えると、やはり「手に職を持つ」という観点で職人は再評価されるはずです。
ただ私の現在の仕事である「設計」はAIに侵食される可能性が高いです・・・どうしよう・・・