お客様との連絡手段について
注文住宅で家づくりを進める過程でお客様と連絡を取り合うということは、当たり前ですが非常に重要です。
私もそこを重要視して仕事に取り組んでいます。
もう引退してしまいましたが、先代である私の父は固定電話、ファックス、ポケベル、自動車電話、携帯電話と文明の進化とともに様々な手段でお客様と連絡を取り合っていました。
自動車電話は当時最新の機器で会社としても高額な設備投資だったと思いますが、移動中でも電話が出来て仕事が可能になることは仕事の効率も上がりますし、何よりお客様に不便をかけたりお待ちいただくことを減らすことが出来ました。
父もお客様に対して私と同様の考えを持っていたのだと、同じ立場になってよく分かります。
もちろん今は運転中の電話は禁止ですが、父の携帯番号は自動車電話から移行した経緯が分かる番号になっています。
これは自動車電話を使っていた世代の方しか分からない話ですね。
話は今の時代に戻りますが、弊社はお客様の連絡手段、コミュニケーションツールをとても重要視しています。
今の時代はLINEをはじめとするチャット時代であり、私自身もそうですがお客様もチャットでのやり取りが体に染み込んでいます。
疑問に思ったことはすぐに知りたいし、すぐに相手に伝えたいと私も思います。これは良し悪しの話ではなく、時代の話です。
会社によっては働き方改革の一環でお客様との連絡手段を絞って、お客様が担当者に連絡することを不便に制限するケースもあります。
社員が勤務時間外にお客様と連絡を取ることが問題だという視点ですね。
もちろんそれは正しいことです。
ただ、我々はお客様に人生で最大の買い物をしていただく立場です。
そして皆様当然ですが日中はお仕事をされているので、住宅会社の決められたルール時間内に連絡を入れることが出来ない場合があります。
それなのに我々が連絡手段のシャッターを閉じてしまっては、不安になったお客様はどうすればいいか分からなくなってしまいます。
そのため弊社ではLINE WORKSでお客様とのチャットグループを作り、打合せ開始時からお引き渡し後3ヶ月までそのグループ内で気軽に情報共有出来るようにしています。
うちも働き方改革は重要だと思っているので夜は20時までなど運用ルールは設けさせてもらっていますが、重要なのはお客様がいつでも気軽に家づくりのことで我々に連絡ができる環境があるということです。
家づくりはほとんどの方が一生に一度しか経験しません。
つまりは皆様はじめての家づくりということになります。はじめては誰でも不安です。
その不安を少しでも軽減しながら、家づくりを楽しんでいただきたいと考えております。